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Jeff Lorber Fusion "Wizard Island"

(T) Wizard Islandが出てきたので、Jeff Lorber FusionのWizard Islandアルバムに関してお伺いしたいのですが。このアルバムは、80年代フュージョン期の名作のひとつかと思いますので。

(JL) そうだね、当時、このアルバムを製作、ビッグヒットさせるまでに物凄い大きなハードルがあったのを良く覚えているよ。当時のフュージョン音楽では、ハービー・ハンコック、ウェザー・リポート、トニー・ウィリアムス、パトリス・ラッシェン、チック・コリア、クルセイダーズ等がもう既に確立されていたからね。
裏話になるけど、Wizard Islandアルバムを製作しているとき、同じスタジオでクルセイダーズもアルバムワークをしていたんだ。そのスタジオ、ハリウッド・サウンド・スタジオでは、クルセイダーズや、アース・ウィンド&ファイヤーとかが良く使ってたスタジオなんだけどね。その録音をしているときは、つまり、アルバムセールスの競争相手とか、そういう位置づけでは、相手にされていないというか(笑)僕らは、彼らのようにメジャー級のアーティストではなかったんだよね。偶然にも彼らと同じエンジニア(Rik Pekkonen)を採用することができたんだ。
覚えているのは、スタジオ近くのイタリアン・レストラン、確かMartoni's Italianだったと思うけど、Rikに僕らの音楽に対しての感想を聞いてみたんだ、そしたらまあまあだなーといわれてね(笑)たしかレコーディングから1日、2日経ったあとだと思うんだけど。これで目が覚めたとうか、再度自分達の音楽とか録音方法に関して見直したんだ、
物凄く細部までこだわりをもって、何としても彼に素晴らしいと言ってもらおうと(笑)結果として、JLFは物凄いタイトなリズムと、良い音楽を作り出せたんだけどね。
キーボードのソロも同時は全て計算して演奏したというか、全て書き揃えていたんだ。
今みたいに即興に重点を置いていなかったとおもうし。自分達の位置を示すために、本当に一生懸命だったよ。当時は、Dixie DregsとかYellowjacketsも同じアプローチだったと思うよ。ソロ、音楽技術に対して高い精度を要する演奏だったしね。
今も、その部分を捨てている訳ではないけど、メロディ、ハーモニー、ソロ全てに対して想像力を働かして演奏をしているよ。みんなが感動してくれる音楽を生み出したいと、いつも思っているよ。

ウィザード・アイランドウィザード・アイランド
(2004/02/25)
ジェフ・ローバー・フュージョン

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プロフィール

Jeff Lorber Fansite

Author:Jeff Lorber Fansite
キーボード奏者のジェフ・ローバーは、1952年11月4日ペンシルヴァニア州フィラデルフィア生まれ。
バークリー音楽院、ボストン大学に学んだ後、チック・コリアの指導を受け、 '77年に『ジェフ・ローバー・フュージョン』を発表。
L.A.フュージョンに新風を吹き込むと同時に、ケニー・Gやデイヴ・コズの押し出しにもひと役買い、'80年代のビッグ・アイコンになった。『ウィザード・アイランド』や『ヒート・オブ・ザ・ナイト』など自己名義の作品をヒットさせる一方、'80年代後半からプロデュースにも乗り出し、マンハッタン・トランスファー、マイケル・フランクス、シーナ・イーストンらを担当。さらに、ダンスやファンク系の分野にも進出することでキャリア・アップを果たしてきました。”Now is the Time"が、第53回グラミー賞にノミネートされました。(ノミネートは4回目)




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